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小説のゆくえ

中公文庫 つ6−23

出版社名 中央公論新社
出版年月 2006年3月
ISBNコード 978-4-12-204666-5
4-12-204666-1
税込価格 755円
頁数・縦 381P 16cm

商品内容

要旨

小説に未来はあるか―。SFからメタフィクションまで、文学表現の可能性を追求し続けながら、残された“未開拓地”を示唆する「現代世界と文学のゆくえ」ほか、断筆宣言後に綴られたエッセイ百篇の集成。永遠の前衛作家が贈る現代文学への熱きエール。

目次

1 現代世界と文学のゆくえ
2 表現の自由に関する断章
3 予想がつかぬ意外性
4 すぐそこにある豊饒
5 時代を見る眼と通時性
6 「悪魔の辞典」新訳の悪夢
7 約1トンのコーヒー
8 筒井家覚書
9 映像化された哲学的思考

著者紹介

筒井 康隆 (ツツイ ヤスタカ)  
昭和9年(1934)大阪市に生まれる。同志社大学で美学を専攻。昭和35年SF同人誌『NULL』を主宰、本格的創作活動に入る。昭和56年『虚人たち』で泉鏡花賞、昭和62年『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)