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春の戴冠 3

中公文庫 つ3−22

出版社名 中央公論新社
出版年月 2008年8月
ISBNコード 978-4-12-205043-3
4-12-205043-X
税込価格 1,153円
頁数・縦 502P 16cm
シリーズ名 春の戴冠

商品内容

要旨

美しきシモネッタの死から一年、反目を強めていくいっぽうのパッツィ家とメディチ家。ついに復活祭のミサの席上、襲撃されジュリアーノが命を落とす。血で血を洗う抗争を冷徹にも思える目で見つめ、描き続けるボッティチェルリに驚く「私」―そして、傑作「ヴィーナスの誕生」が完成したのだった。

おすすめコメント

メディチ家の経済的破綻が始まり、フィオレンツァの春は、爛熟の様相を呈してきた――永遠の美を求めるボッティチェルリと彼を見つめる「私」は。

著者紹介

辻 邦生 (ツジ クニオ)  
1925年、東京生まれ。東京大学仏文科卒業。63年「廻廊にて」で第四回近代文学賞、68年『安土往還記』で芸術選奨新人賞、72年『背教者ユリアヌス』で第十四回毎日芸術賞、95年『西行花伝』で第三十一回谷崎潤一郎賞受賞。99年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)