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世界の歴史 22

近代ヨーロッパの情熱と苦悩

中公文庫 S22−22

出版社名 中央公論新社
出版年月 2009年3月
ISBNコード 978-4-12-205129-4
4-12-205129-0
税込価格 2,096円
頁数・縦 645P 16cm
シリーズ名 世界の歴史

商品内容

要旨

十九世紀ヨーロッパがたどった輝ける「近代化」は、光と影とが交錯する屈折に満ちた時代であった。流血の政治革命、国家統一の歓喜、陶酔をもたらす帝国主義、そして急速な工業化。自由主義の惑いのなか、諸国民国家が形成されていくさまを、複眼的に描き出す。

目次

第1部 フランスとドイツ―国民国家へのはるかな道(フランス革命とナポレオン以後のヨーロッパ
ヨーロッパ新秩序―ウィーン体制
一八四八年革命とヨーロッパ
フランス第二帝政とドイツの統一
ブルジョワ共和制下の国民統合
エピローグ―仏・独国民統合の意味するもの)
第2部 自由を求める南ヨーロッパ(十九世紀のヘゲモニーをめざして
イタリア統一への道)
第3部 十九世紀ロシアの嵐(改革か停滞か―十九世紀前半のロシア
改革か革命か―帝政末期のロシア)
第4部 ヴィクトリア時代イギリスの光と影(プロローグ―工業化社会の成立
産業革命の時代
改革の時代(一八三〇〜五〇年)
繁栄の時代(一八五一〜七三年)
帝国主義の時代
ヴィクトリア時代の文化)

著者紹介

谷川 稔 (タニガワ ミノル)  
1946年、京都府生まれ。京都大学大学院博士課程修了。文学博士。元京都大学教授。専攻はフランス近代史
北原 敦 (キタハラ アツシ)  
1937年、東京都生まれ。東京大学大学院博士課程中退。北海道大学、帝京大学、立正大学教授を経て、北海道大学名誉教授。専攻はイタリア近現代史
鈴木 健夫 (スズキ タケオ)  
1943年、東京都生まれ。早稲田大学大学院博士課程修了。経済学博士。現在、早稲田大学政治経済学術院教授
村岡 健次 (ムラオカ ケンジ)  
1935年、神奈川県生まれ。京都大学文学研究科博士課程修了。和歌山大学・甲南大学名誉教授。専攻はイギリス近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)