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ミーナの行進

中公文庫 お51−5

出版社名 中央公論新社
出版年月 2009年6月
ISBNコード 978-4-12-205158-4
4-12-205158-4
税込価格 968円
頁数・縦 348P 16cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 読み終えるのが切なくなる!

    何も特別な事件は起こらず、涙を誘う仕掛けもないのに、最後まで一気に読める。読みすすめていくうちに、この家族この物語と別れることが切なく辛く惜しくなる。懐かしい1972年というだけではなく、このやさしさにずっとつつまれていたいという思いになる

    (2009年6月28日)

商品内容

要旨

美しくて、かよわくて、本を愛したミーナ。あなたとの思い出は、損なわれることがない―ミュンヘンオリンピックの年に芦屋の洋館で育まれた、ふたりの少女と、家族の物語。あたたかなイラストとともに小川洋子が贈る、新たなる傑作長編小説。第四二回谷崎潤一郎賞受賞作。

著者紹介

小川 洋子 (オガワ ヨウコ)  
1962年、岡山市に生まれる。早稲田大学第一文学部卒。医大秘書室に勤め86年、退職。88年、「揚羽蝶が壊れる時」により第七回海燕新人文学賞を、91年、「妊娠カレンダー」により第一〇四回芥川賞を受賞。2004年、ベストセラーとなった『博士の愛した数式』で第五五回読売文学賞、本屋大賞を、06年、『ミーナの行進』で第四二回谷崎潤一郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)