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「たえず書く人」辻邦生と暮らして

中公文庫 つ27−1

出版社名 中央公論新社
出版年月 2011年5月
ISBNコード 978-4-12-205479-0
4-12-205479-6
税込価格 565円
頁数・縦 242P 16cm

商品内容

要旨

些細な日常の出来事や着想から「霊感」を得、大きな一つの作品世界を構築していく作家・辻邦生の仕事ぶりを、半世紀を共にした夫人が彫琢の文章で綴る作品論的エッセイ集。

目次

『廻廊にて』『夏の砦』『安土往還記』
初期短編のころ
『天草の雅歌』『嵯峨野明月記』
『背教者ユリアヌス』
『ある生涯の七つの場所』
『眞晝の海への旅』ほか
『春の戴冠』
『フーシェ革命暦』
『銀杏散りやまず』『睡蓮の午後』
『西行花伝』
『小説への序章』ほか評論(リルケ 森有正 トーマス・マン)
『のちの思いに』ほか自伝的エッセイ
『美しい夏の行方』ほか旅のエッセイ
『手紙、栞を添えて』ほか読書エッセイ
音楽、美術、映画をめぐるエッセイ
アルバム、年譜、書誌など

著者紹介

辻 佐保子 (ツジ サホコ)  
1930年愛知県生まれ。東京大学大学院美学美術史専攻博士課程修了。仏政府給費留学生、仏政府招聘研究員として渡仏。名古屋大学教授を経て、お茶の水女子大学教授を務める。名古屋大学、お茶の水女子大学名誉教授。82年『古典世界からキリスト教世界へ』でサントリー学芸賞受賞。著作に『ローマ サンタ・サビーナ教会木彫扉の研究』(地中海学会賞)他多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)