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青い絵具の匂い 松本竣介と私

改版

中公文庫 な44−2

出版社名 中央公論新社
出版年月 2012年7月
ISBNコード 978-4-12-205674-9
4-12-205674-8
税込価格 770円
頁数・縦 205P 16cm
シリーズ名 青い絵具の匂い

商品内容

要旨

静謐な空間に時代の不安定な様相をも描出した夭折の画家松本竣介。親しく過ごした著者がその出会いから死まで、さらには没後の竣介絵画の評価と画壇事情を歴史的に記す貴重な証言。

目次

享年三十六歳
「運河風景」
生きている画家
戦時下の一画家の信念
俊介から竣介へ
空襲と本郷洋画研究所
東京大空襲
生涯で一番長い日
絵具がない!
油絵具の秘法
戦争画の眠っている場所
絵の精神
一点だけの版画
国画展の懇親会
第一回美術団体連合展
第十一回自由美術展の初日
思い出の芝生会議
師・阿以田修
自由な精神
鶴岡政男の大福餅
塊の裸婦
最期の微笑み
竣介没後

著者紹介

中野 淳 (ナカノ ジュン)  
1925(大正14)年東京生まれ。洋画家。武蔵野美術大学名誉教授。川端画学校に学ぶ太平洋戦争中の43(昭和18)年、新人画会展で松本竣介の絵と出会い、その画室を訪う。戦後は自由美術会員、主体美術創立会員を経て94年、同志と新作家美術会を結成し毎回出品。86年、七〇点の自選回顧展。東京、関西の美術館・画廊・百貨店で個展。日本秀作美術展、戦後日本のレアリズム展に招待出品。57年国際美術展(モスクワ)で受賞。93年小山敬三美術賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)