• 本

吉行淳之介娼婦小説集成

中公文庫 よ17−14

出版社名 中央公論新社
出版年月 2014年6月
ISBNコード 978-4-12-205969-6
4-12-205969-0
税込価格 990円
頁数・縦 293P 16cm

商品内容

要旨

赤線地帯の疲労が心と身体に降り積もり、繊細な神経の女たちはいつの間にか街から抜け出せなくなってゆく―「原色の街」第一稿や芥川賞受賞作「驟雨」を含む“赤線の娼婦”を描いた作品十篇を収める自選集に、関連するエッセイを加えた決定版。

著者紹介

吉行 淳之介 (ヨシユキ ジュンノスケ)  
大正13年、岡山市に生まれ、三歳のとき東京に移る。麻布中学から旧制静岡高校に入学。昭和18年9月、岡山連隊に入営するが気管支喘息のため四日で帰郷。20年東大英文科に入学。大学時代より「新思潮」「世代」等の同人となり小説を書く。大学を中退してしばらく「モダン日本」の記者となる。29年に「驟雨」で第三十一回芥川賞を受賞。45年には『暗室』で第六回谷崎潤一郎賞を受賞する。平成6年7月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)