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魔法飛行

中公文庫 か81−2

出版社名 中央公論新社
出版年月 2015年2月
ISBNコード 978-4-12-206079-1
4-12-206079-6
税込価格 660円
頁数・縦 235P 16cm

商品内容

要旨

人生は、恥ずかしいほどに思い切った変化をする。うどんの作り方がわからなかった昼。絶品のブリ大根が作れてしまった夕方。五十万ボルトのスタンガンを椎茸にあてた夜…日常のちいさな叫びに耳を澄まし、大震災をまたぐ波乱の一年を綴った七十六篇。心の奥深くを、なつかしく、切なく発光させる日記的エッセイシリーズ第二弾。

目次

すべてが気分のことだもの
春の日も釣瓶落とし
耳と目の今にも消滅する機会
春の日はもっと釣瓶落とし
とけるような甘い限界
砂漠、名古屋、銀河、いかが
それがけっこう邪魔な日々
なんたる最終の伝統だろう
春のセカンドインパクト
33歳のこり5セット〔ほか〕

著者紹介

川上 未映子 (カワカミ ミエコ)  
1976年8月29日、大阪府生まれ。2007年、デビュー小説『わたくし率イン歯ー、または世界』で早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞受賞。08年『乳と卵』で芥川賞を、09年、詩集『先端で、さすわさされるわそらええわ』で中原中也賞受賞。10年『ヘヴン』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、紫式部文学賞受賞。13年、詩集『水瓶』で高見順賞受賞。同年『愛の夢とか』で谷崎潤一郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)