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外交五十年

改版

中公文庫 し5−2

出版社名 中央公論新社
出版年月 2015年4月
ISBNコード 978-4-12-206109-5
4-12-206109-1
税込価格 1,210円
頁数・縦 356P 16cm
シリーズ名 外交五十年

商品内容

要旨

大正末期から昭和初期にかけて二度にわたり外務大臣を務め、「幣原外交」とよばれる国際協調政策を推進した外交官は、敗戦後に総理大臣に就任する。「未来永劫」戦争をしないとの「信念」から新憲法に軍備放棄を盛り込んだという著者が綴る貴重な外交秘史。

目次

第1部 外交五十年(朝鮮の思い出
樺太を拾った話
アメリカの排日問題
ワシントン会議
佐分利公使の怪死事件 ほか)
第2部 回想の人物・時代(外務省に入るまで
ロンドン赤毛布
デニソンを憶う
サー・エドワード・グレーのこと
外交調査会の前後 ほか)

おすすめコメント

戦前、「幣原外交」とよばれる国際協調政策を推進した外交官であり、戦後、新憲法に軍備放棄を盛り込むことを進言した総理が綴る外交秘史。〈解説〉筒井清忠

著者紹介

幣原 喜重郎 (シデハラ キジュウロウ)  
1872年(明治5)、大阪府生まれ。東京帝大英法科卒業。外務省に入り、1919年(大正7)駐米特命全権大使となり、21年ワシントン会議に全権委員として出席。24年に加藤高明内閣の外相に就任。以後、第一次若槻、浜口、第二次若槻各民政党内閣の外相を歴任し、アメリカの排日問題、対中政策の改善、ロンドン軍縮会議批准等に努め「幣原外交」といわれる親英米政策をとった。31年(昭和6)に政界を引退したが、終戦間もない45年に首相となり、新憲法制定等に携わった。その後、進歩党総裁、衆議院議長等を務め、51年に死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)