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沖縄決戦 高級参謀の手記

中公文庫 や59−1

出版社名 中央公論新社
出版年月 2015年5月
ISBNコード 978-4-12-206118-7
4-12-206118-0
税込価格 1,595円
頁数・縦 523P 16cm

商品内容

要旨

太平洋戦争時、日本で唯一地上戦が展開された沖縄戦の全貌。四十三年ぶりに復刊した本書は、十八万の米上陸部隊を迎え撃ち潰滅した第三十二軍司令部唯一の生き残りである著者が苛烈な戦いの経緯を描くとともに、現代日本人にも通じる陸軍の宿痾を鋭く指摘した「日本人論」でもある。

目次

第1章 作戦準備(第三十二軍の誕生
創立初期の軍司令部 ほか)
第2章 決勝作戦(桜の花の咲くころ
艦砲射撃の威力 ほか)
第3章 戦略持久戦(攻勢中止
針の穴から天を覗く ほか)
第4章 脱出(摩文仁洞窟からの脱出
具志頭洞窟 ほか)
付録 第三十二軍戦闘序列および指揮下部隊一覧表他

おすすめコメント

戦没者は軍人・民間人合わせて約20万人。壮絶な沖縄戦の全貌を第三十二軍司令部唯一の生き残りである著者が綴った渾身の記録。〈解説〉戸部良一

著者紹介

八原 博通 (ヤハラ ヒロミチ)  
1902年鳥取県生まれ。陸軍士官学校三五期、陸軍大学卒業(1929年恩賜)。陸軍省人事局課員、アメリカ留学、陸軍大学教官、第二軍参謀、第五軍参謀、大本営参謀などを歴任。33〜35年にかけアメリカ留学経験。太平洋戦争が始まるとビルマ方面軍参謀となり、44年3月に沖縄守備軍第三二軍高級参謀となり、沖縄戦に参戦。戦後は故郷鳥取で行商に従事。81年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)