• 本

エロス的人間

改版

中公文庫 し9−11

出版社名 中央公論新社
出版年月 2017年9月
ISBNコード 978-4-12-206455-3
4-12-206455-4
税込価格 748円
頁数・縦 211P 16cm

商品内容

要旨

「エロティシズム…太古の闇のなかの恐怖をそのまま現代に持ってきたかのような、社会生活をおびやかす暗い力」。千一夜物語やサド、ジャン・ジュネ、フロイト、同性愛、ナルシシズムと、あらゆる角度から人間のアンモラルな隠れ家を探検。

目次

絶対と超越のエロティシズム
エロス、性を超えるもの
ホモ・エロティクス―ナルシシズムと死について
苦痛と快楽―拷問について
もう一つの死刑反対論
アラジンのランプ―「千一夜物語」について
ジャン・ジュネ論
文学的ポルノグラフィー―A・P・マンディアルグの匿名作品について
黒魔術考
悪魔のエロトロギア―西欧美術史の背景
ドラキュラはなぜこわい?―恐怖についての試論

おすすめコメント

「エロティシズム……太古の闇のなかの恐怖をそのまま現代に持ってきたかのような、社会生活をおびやかす暗い力」。千夜一夜物語やサド、ジャン・ジュネ、フロイト、同性愛、ナルシシズムと、あらゆる角度から人間のアンモラルな隠れ家を探検。〈解説〉諏訪哲史

著者紹介

澁澤 龍彦 (シブサワ タツヒコ)  
1928年、東京に生まれる。東京大学仏文科卒。マルキ・ド・サドをはじめ数多くのフランス文学を翻訳・紹介。その他中世の悪魔学(デモノロジー)、美術評論、文芸評論、独自の幻想小説など幅広いジャンルで活躍。『唐草物語』で泉鏡花賞、『高丘親王航海記』で読売文学賞を受賞。87年に死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)