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僕とおじさんの朝ごはん

中公文庫 か85-1

出版社名 中央公論新社
出版年月 2017年10月
ISBNコード 978-4-12-206474-4
4-12-206474-0
税込価格 770円
頁数・縦 282P 16cm

商品内容

要旨

ケータリング業者の水島健一は何事にも無気力な四十四歳。病死に見せかけ楽に死ねる「薬」の都市伝説に翻弄される人々を横目に、手抜き調理で依頼をこなす日々だ。しかし、生意気な少年・英樹との出会いが健一の料理を変えていく。それと同時に「薬」の噂とも向き合うようになるが…。真摯に生きることを拒んできた大人と、生死をまっすぐに見つめる少年の交流が胸をうつ感動長篇。

おすすめコメント

無気力に生きるケータリング業者の水島健一。先輩の忠告も、派遣先で問われる不可解な薬の存在も軽く受け流してきたのだが、ある少年と出会い、それらと真面目にかかわらざるを得なくなる――。少年が最後に下した決断に、水島はどう向き合うのか! 傑作感動長篇。

著者紹介

桂 望実 (カツラ ノゾミ)  
1965年、東京都生まれ。大妻女子大学卒業。会社員、フリーライターを経て、2003年『死日記』で「作家への道!」優秀賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)