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高橋是清自伝 上

改版

中公文庫 た5−3

出版社名 中央公論新社
出版年月 2018年3月
ISBNコード 978-4-12-206565-9
4-12-206565-8
税込価格 1,100円
頁数・縦 407P 16cm
シリーズ名 高橋是清自伝

商品内容

要旨

生まれて四日にして仙台藩士の家に里子に出され、十四歳にして海外を放浪。帰国後、大蔵省に出仕するも失職と復職を繰り返し、やがて宮仕えに飽きたらず、銀山経営のため南米ペルーに渡るが…。日本財政の守護神と称えられた明治人の、破天荒な生き様と足跡が語られる。

目次

1 私の生い立ち時代
2 海外流浪時代
3 帰朝と青年教師時代
4 放蕩時代
5 大蔵省出仕‐失職‐文部省‐校長‐浪人
6 養牧業‐翻訳稼ぎ‐相場
7 再び官途へ―専売特許所長
8 欧米視察の旅―米・英・仏・独
9 旋風時代の国情
10 ペルー銀山の失敗とその後の落魄時代

おすすめコメント

日本財政の守護神と称えられた明治人の足跡。海外を流浪した青年時代、帰国後大蔵省に出仕するも飽きたらず、銅山経営のため南米に渡るまでを綴る。

著者紹介

高橋 是清 (タカハシ コレキヨ)  
嘉永7(1854)年、幕府御用絵師の子として江戸に生まれ、仙台藩足軽高橋家の養子となる。藩の留学生として渡米して苦学。文部省、農商務省を経て、日本銀行に入り、横浜正金銀行を経て、日銀副総裁に就任。日露戦争外債募集に成功した。日銀総裁に昇任後、山本権兵衛内閣の蔵相となり立憲政友会に入党した。大正10(1921)年、首相・政友会総裁に就任。都合七度蔵相を務める。金融恐慌ではモラトリアムを実施、恐慌を沈静させた。また世界大恐慌では、金輸出再禁止、国債の大量発行など積極財政による景気刺激策を推進した。昭和11(1936)年の二・二六事件で暗殺された
上塚 司 (ウエツカ ツカサ)  
明治23(1890)年、熊本県に生まれる。神戸高等商業学校卒業。南満洲鉄道株式会社(満鉄)勤務を経て、大正9(1920)年、衆議院議員となり当選七回。その間、高橋是清農商務相の秘書官などを歴任。南米開拓事業にも携わった。昭和53(1978)年、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)