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中世の秋 下

改版

中公文庫 ホ1−6

出版社名 中央公論新社
出版年月 2018年11月
ISBNコード 978-4-12-206667-0
4-12-206667-0
税込価格 1,320円
頁数・縦 472P 16cm
シリーズ名 中世の秋

商品内容

要旨

この書物は、十四、五世紀を、ルネサンスの告知とはみず、中世の終末とみようとする試みである。中世文化は、このとき、あたかも思うがままに伸びひろがり終えた木のごとく、たわわに実をみのらせた。古い思考の諸形態がはびこり、生きた思想の核にのしかぶさり、ひとつのゆたかな文化が枯れしぼみ、死に硬直する―。(「第一版緒言」より)。

目次

信仰生活のさまざま
信仰の感受性と想像力
盛りを過ぎた象徴主義
神秘主義における想像力の敗退と実念論
日常生活における思考の形態
生活のなかの芸術
美の感覚
絵と言葉
言葉と絵
新しい形式の到来

おすすめコメント

歴史家ホイジンガが、十四、五世紀をルネサンスの告知とはみなさず、中世の終末とみて、中世人の意識と中世文化の全像を精細に描きあげた不朽の名著。

著者紹介

ホイジンガ (ホイジンガ)   Huizinga,Johan
1872年、オランダに生まれる。1905年、フローニンゲン大学教授。1915年、ライデン大学外国史・歴史地理学教授。古代インド学で学位を得たが、のちにヨーロッパ中世史に転じ、1919年に『中世の秋』を発表し、大きな反響を呼ぶ。ライデン大学学長をも務める。1945年、死去
堀越 孝一 (ホリコシ コウイチ)  
1933年、東京に生まれる。東京大学文学部西洋史学科卒、同大学大学院西洋史学博士課程修了。茨城大学、学習院大学、日本大学をはじめ、多くの大学で教鞭をとる。学習院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)