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完本小林一茶

中公文庫 い35−24

出版社名 中央公論新社
出版年月 2020年3月
ISBNコード 978-4-12-206847-6
4-12-206847-9
税込価格 990円
頁数・縦 301P 16cm

商品内容

要旨

忽然と消失した大金四百八十両をめぐる推理劇は、思いがけない趣向のどんでん返しを迎え…。何重にも施された仕掛けによって、おかしく哀しく敬虔に俳人一茶の半生を描き出す傑作戯曲。エッセイや著者選「一茶百句」、金子兜太との対談を増補した決定版。第十四回紀伊國屋演劇賞個人賞受賞。第三十一回読売文学賞(戯曲部門)受賞。

目次

一茶をめぐって(一茶との一夜
キク月水
一茶百句―井上ひさし選
一茶・息吐くように俳諧した人(金子兜太×井上ひさし)
小林一茶にみる言葉といのち(金子兜太×井上ひさし))
小林一茶(作者の前口上
小林一茶
後口上)

おすすめコメント

何重にも施された仕掛けによって、おかしく哀しく敬虔に俳人一茶の半生を描き出す、読売文学賞受賞の傑作戯曲。エッセイ、対談、「一茶百句」などを増補。

著者紹介

井上 ひさし (イノウエ ヒサシ)  
1934年生まれ。上智大学仏語科卒。「ひょっこりひょうたん島」など放送作家として活躍後、戯曲・小説などの執筆活動に入る。小説では『手鎖心中』で直木賞、『吉里吉里人』で日本SF大賞および読売文学賞、『腹鼓記』『不忠臣蔵』で吉川英治文学賞、『東京セブンローズ』で菊池寛賞、戯曲では「道元の冒険」で岸田戯曲賞、「しみじみ日本・乃木大将」「小林一茶」で紀伊國屋演劇賞および読売文学賞、「シャンハイムーン」で谷崎潤一郎賞、「太鼓たたいて笛ふいて」で毎日芸術賞および鶴屋南北戯曲賞など、受賞多数。2010年4月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)