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茶の湯 わび茶の心とかたち

中公文庫 く18−3

出版社名 中央公論新社
出版年月 2021年1月
ISBNコード 978-4-12-207017-2
4-12-207017-1
税込価格 946円
頁数・縦 214P 16cm

商品内容

要旨

にじり口はなぜ狭いのか?廻しのみはいつ始まったのか?手水(ちょうず)に隠された意味とは?わび茶の儀礼や立ち居振る舞いなどの芸態から独自の文化的価値を分析、茶会の構造・空間・趣向の全体像を提示、茶筅や茶屋の歴史にも言及する。下剋上を背景に発展した茶の湯を民俗学と芸能史の視点でとらえ、新しい茶の湯の在り方を展望する。

目次

第1章 わび茶の創造(特異なる文化
にじり口と廻しのみ)
第2章 中世からの離脱(茶会の構造
茶室の空間
なぜ点前か)
第3章 茶人のふるまい(あぐらから正坐へ
あるきかたの源流
茶人のすがた
茶名と十徳)
第4章 茶会の趣向(趣向の成立
風流・やつし・見立て
季節感の登場)
第5章 わび茶の周辺(茶筅の歴史
茶屋の歴史)
史料による茶の歴史―茶の初見から千利休切腹まで

出版社・メーカーコメント

にじり口はなぜ狭いのか?廻しのみはいつ始まったのか?芸態から茶会の構造・空間・趣向まで下剋上を背景に発展した茶の湯を民俗・芸能の視点でとらえる

著者紹介

熊倉 功夫 (クマクラ イサオ)  
1943年東京生まれ。東京教育大学文学部日本史学科卒業。日本文化史専攻。文学博士。京都大学人文科学研究所講師、筑波大学歴史人類学系教授を経て、92年国立民族学博物館教授。2004年退官、同年林原美術館館長(〜2012)、2010年静岡文化芸術大学学長(〜2016)、2016年MIHO MUSEUM館長。2010年農水省食料・農業・農村政策審議会会長。2017年茶の都ミュージアム館長。茶道史・寛永文化のほかに日本料理の文化史、民芸運動など幅広く研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)