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斑鳩王の慟哭

新装版

中公文庫 く7−23

出版社名 中央公論新社
出版年月 2021年4月
ISBNコード 978-4-12-207059-2
4-12-207059-7
税込価格 1,320円
頁数・縦 632P 16cm
シリーズ名 斑鳩王の慟哭

商品内容

要旨

博愛主義の理想が阻まれるなか、斑鳩宮の厩戸皇太子はしだいに厭世観を募らせていた。血の怨念から大王位に固執する推古女帝、権力欲にあふれる大臣の蘇我馬子。三者の死後、大王位をめぐる確執は、太子の子・山背大兄王と馬子の子・蝦夷に引き継がれる。やがて訪れる悲劇的結末までを描く歴史巨篇。

出版社・メーカーコメント

推古女帝との確執のはてに聖徳太子は晩年をむかえる。蘇我一族との対立と、上宮王家滅亡の謎を鮮かに解いた黒岩古代史小説の巨篇。〈解説〉清原康正

著者紹介

黒岩 重吾 (クロイワ ジュウゴ)  
1924年大阪市生まれ。同志社大学法学部卒業。在学中に学徒動員で満州に出征、ソ満国境で敗戦を迎える。復員後、証券会社などに勤務しながら、「近代説話」の同人として小説を執筆。60年『背徳のメス』で直木賞、80年『天の川の太陽』で吉川英治文学賞を受賞する。91年紫綬褒章受章、92年菊池寛賞受賞。2003年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)