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味な旅舌の旅

改版 新版

中公文庫 う1−4

出版社名 中央公論新社
出版年月 2022年2月
ISBNコード 978-4-12-207175-9
4-12-207175-5
税込価格 946円
頁数・縦 300P 16cm
シリーズ名 味な旅舌の旅

商品内容

要旨

芥川賞作家にして、官能小説の巨匠。唯一無二の作家・宇能鴻一郎が、日本各地の美味・珍味を堪能しつつ列島を縦断。喰いつき、口にふくみ、汁をすすり、飲み下す…食も官能も生命力の源。貪婪と食欲と精緻な舌で味わいつくす、滋味豊かな味覚風土記。新たにエッセイ「男の中の男は料理が上手」を収録。

目次

千石漁場・名残りの浜鍋
松島・雪の牡蛎船
庄内に探る密教の珍味
会津をめぐる伝統の酒肴
水戸・烈女と酒を汲む
山峡の宿場・恵那の川魚
知多沖・流人島の磯の味
さざなみの志賀の鴨鍋
わが舌感で斬る京料理
秋近き山陰の海幸・山幸
腹つづみ四国の奇漁
玄海の海賊の宴
薩摩半島・恐怖のヅクラ
南国の魔味と踊り・奄美

出版社・メーカーコメント

食と官能を極めた異能の作家が、北は小樽から南は奄美まで、日本列島を縦断。艶筆でたどる唯一無二の味覚風物記。〈巻末対談〉近藤サト・宇能鴻一郎

著者紹介

宇能 鴻一郎 (ウノ コウイチロウ)  
1934(昭和9)年、北海道札幌市生まれ。東京大学文学部国文学科卒業後、同大学院博士課程中退。在学中に発表した短篇「光りの飢え」が芥川賞候補になり、翌62(昭和37)年、「鯨神」で第四六回芥川賞受賞。70年代以降、官能小説で活躍し、作品の多くが映画化された。著書多数。嵯峨島昭名義で推理小説も執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)