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数学と人間

中公文庫 と38−2

出版社名 中央公論新社
出版年月 2022年11月
ISBNコード 978-4-12-207284-8
4-12-207284-0
税込価格 1,034円
頁数・縦 297P 16cm

商品内容

要旨

数学とは、ただの人間たちが何千年も昔から寄ってたかってつくりあげた、きわめて人間くさい学問なのだ―。数学者・数学教育者が、数学の歴史や方法をはじめ、子供も親もセンセイも悩ませる「集合」などについて、平易かつ本質的に語る。『数学は変貌する』に「数学と人間」ほか二篇を増補して改題。大岡信の弔詩、森毅「異説遠山啓伝」を収録。

目次

プロローグ 数学とはなにか
数学は変貌する―古代から現代まで
連続と不連続
数学の方法
「集合」おそるるにたらず
数学と人間
現代社会と数学の役割
文科のための数学

出版社・メーカーコメント

数学ぎらいの人のために書いた文章を集めた『数学は変貌する』に「数学と人間」など三篇を増補し改題。大岡信の弔辞、森毅による「異説遠山啓伝」を収録。

著者紹介

遠山 啓 (トオヤマ ヒラク)  
1909年、熊本県生まれ。東北大学数学科卒。東京工業大学名誉教授。51年に数学教育協議会を結成。「量の体系」「水道方式」などの画期的な理論を提唱し、数学教育の改革運動をおこす。59年、『数学入門』で毎日出版文化賞を受賞。62年より『数学セミナー』編集代表。60年代後半から障害児教育の研究に取り組み、障害児に教科教育の道を拓く。73年、教育の全般的な改革をめざして月刊誌『ひと』を創刊、編集代表となり、教育市民運動の中心として分野や世代を超えて多くの人びとに影響を与えた。79年9月、没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)