• 本

朝のあかり 石垣りんエッセイ集

中公文庫 い139−1

出版社名 中央公論新社
出版年月 2023年2月
ISBNコード 978-4-12-207318-0
4-12-207318-9
税込価格 990円
頁数・縦 314P 16cm

商品内容

要旨

自分の住むところには自分で表札を出すにかぎる―。銀行の事務員として働き、生家の家計を支えながら続けた詩作。五十歳で手に入れた川辺の1DKとひとりの時間。「表札」「私の前にある鍋とお釜と燃える火と」などの作品で知られる詩人の凛とした生き方が浮かび上がる、文庫オリジナルエッセイ集。

目次

1 はたらく(宿借り
けちん坊 ほか)
2 ひとりで暮らす(呑川のほとり
シジミ ほか)
3 詩を書く(立場のある詩
花よ、空を突け ほか)
4 齢を重ねる(終着駅
二月のおみくじ ほか)

出版社・メーカーコメント

働きながら続けた詩作、五十歳で手に入れたひとり暮らし。「表札」などで知られる詩人の凜とした生き方が浮かぶ文庫オリジナルエッセイ集。〈解説〉梯久美子

著者紹介

石垣 りん (イシガキ リン)  
1920年東京生まれ。詩人。高等小学校時代から詩作を始め、少女雑誌に投稿する。小学校卒業後、十四歳で日本興業銀行に就職。二十五歳の時に敗戦を迎え、戦後は職場の組合活動にも参加しながら詩作に集中。38年同人誌「断層」を創刊し福田正夫に師事。59年第一詩集『私の前にある鍋とお釜と燃える火と』刊行。69年第二詩集『表札など』でH氏賞、71年『石垣りん詩集』で田村俊子賞、79年『略歴』で地球賞を受賞。2004年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)