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発達障害に生まれて 自閉症児と母の17年

中公文庫 ま45−2

出版社名 中央公論新社
出版年月 2023年10月
ISBNコード 978-4-12-207434-7
4-12-207434-7
税込価格 968円
頁数・縦 293P 16cm

商品内容

要旨

勇太くんは、会話によって他人と信頼関係を築くことができない。それは母親に対しても同じだ。でも母にとっては、明るく跳びはねている勇太くんこそが生きる希望だ。幼児教育のプロとして活躍する母が世間一般の「理想の子育て」から自由になっていく軌跡を描いた渾身のルポルタージュ。子育てにおける「普通」という呪縛を問う。

目次

1章 自閉症と診断されるまで
2章 療育を受ける
3章 保育園という苦しみ
4章 親の会との出会い
5章 絶対音感の子
6章 お母さんと呼ばれたい
7章 こだわり・こだわり・こだわり
8章 小学生になる
9章 転校のとき
10章 いよいよ中学生
11章 トイレに対する偏愛
12章 確認がやめられない
13章 生活音が怖い
14章 相手の心が分からない
15章 学校から社会へ
16章 親亡きあとの我が子の人生
17章 障害を生きる意味
18章 障害児を生まない検査
19章 今日までそして明日から
20章 あれから5年―文庫本のためのエピローグ
補章 発達障害を理解するために

著者紹介

松永 正訓 (マツナガ タダシ)  
1961年、東京都生まれ。87年、千葉大学医学部を卒業し、小児外科医となる。日本小児外科学会・会長特別表彰など受賞歴多数。2006年より、「松永クリニック小児科・小児外科」院長。13年、『運命の子 トリソミー 短命という定めの男の子を授かった家族の物語』で第二〇回小学館ノンフィクション大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)