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またたび

中公文庫 い110−7

出版社名 中央公論新社
出版年月 2023年11月
ISBNコード 978-4-12-207437-8
4-12-207437-1
税込価格 880円
頁数・縦 283P 16cm

商品内容

要旨

米のめし、欧州由来のマッシュポテト、進化型カリフォルニアロール―四十代で渡米したばかりの詩人「あたし」と三人の娘、英国人の夫が集う五人家族の食卓は、それぞれのルーツを反映して賑やかだ。文化の壁も反抗期も、食欲の前には待ったなし!アメリカ西海岸の空の下、つくり、食べ、食べさせる母の濃密な記録。二三年ぶりの文庫版あとがきを収録。

目次

はじめてのスシバー
十年一日のごはん
一期一会
ディナーにいらっしゃい
がむしゃらなマッシュポテト
居ながらレストラン
新生児の白目
おぱんといふもの
仮住まいの侘び住まい
ほんの三キロ、欲をいえば五キロ
ジャガイモ以前
浪漫的
有女友達、自遠方来
赤パンプキン黄パンプキン砂糖にパイ
飢餓の祭り
ハナハトマメマス
南瓜と瓜と瓢箪と
年末年始
摘み草の思ひ出
早めし食い〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

文化の壁も反抗期も食欲の前に待ったなし! 英国人の夫、三人の娘に、つくり、食べ、食べさせる濃密な日々を詩人・母が綴る。〈解説〉ブレイディみかこ

著者紹介

伊藤 比呂美 (イトウ ヒロミ)  
1955年、東京都生まれ。詩人。78年に現代詩手帖賞を受賞してデビュー。性と身体をテーマに八〇年代の女性詩人ブームをリードし、同時に『良いおっぱい悪いおっぱい』にはじまる一連のシリーズで「育児エッセイ」という分野を開拓。「女の生」に寄り添い、独自の文学に昇華する創作姿勢が共感を呼び、人生相談の回答者としても長年の支持を得る。米国・カリフォルニアと熊本を往復しながら活動を続け、介護や老い、死を見つめた『とげ抜き新巣鴨地蔵縁起』(萩原朔太郎賞、紫式部文学賞受賞)などを発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)