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構造と力 記号論を超えて

中公文庫 あ51−2

出版社名 中央公論新社
出版年月 2023年12月
ISBNコード 978-4-12-207448-4
4-12-207448-7
税込価格 1,100円
頁数・縦 308P 16cm

商品内容

要旨

一九八三年の初刊以来、四〇年にわたり読みつがれ、一時代を画する書物として、社会現象にもなった。当時最先端の知の位相をはじめて明晰に体系化。ポストモダン/現代思想を軽やかに架橋したその理論は、混迷を深める世界を理解するうえで、今なお新しい。

目次

1 構造主義/ポスト構造主義のパースペクティヴ(構造とその外部 あるいはEXC`ESの行方―構造主義の復習とポスト構造主義の予習のためのノート
ダイアグラム―ヘーゲル/バタイユの呪縛から逃れ出るための)
2 構造主義のリミットを超える―ラカンとラカン以後(ラカン 構造主義のリミットとしての
コードなき時代の国家―ドゥルーズ=ガタリのテーマによるラフ・スケッチの試み
クラインの壺 あるいはフロンティアの消滅
クラインの壺からリゾームへ―不幸な道化としての近代人の肖像・断章)

出版社・メーカーコメント

ポストモダン/現代思想をはじめて明晰に体系化した名著、四十年目の文庫化! 混迷する世界を理解するうえで、その理論は今なお新しい。〈解説〉千葉雅也

著者紹介

浅田 彰 (アサダ アキラ)  
1957年、神戸市に生まれる。京都大学経済学部卒業。京都大学人文科学研究所および経済研究所を経て、京都芸術大学(旧:京都造形芸術大学)教授に。現在、ICA(Institute of Contemporary Arts)Kyoto所長。83年、『構造と力』を発表、翌年の『逃走論』における「スキゾ/パラノ」のパラダイムとともに、時代を画する理論を提示した。その後、哲学・思想史のみならず、美術、建築、音楽、舞踊、映画、文学ほか多種多様な分野において批評活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)