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桜島・狂い凧

中公文庫 う37-5 兵隊小説集 1

出版社名 中央公論新社
出版年月 2025年3月
ISBNコード 978-4-12-207627-3
4-12-207627-7
税込価格 1,760円
頁数・縦 649P 16cm

商品内容

要旨

自身の戦争体験を通して人間心理を追求し、鋭敏な感性で作品に昇華した梅崎春生。戦後派を代表する著者の戦争を描いた主要作品を収める小説集(全二巻)。第1巻は、敗戦直後に書き上げた出世作「桜島」、芸術選奨文部大臣賞受賞作「狂い凧」を含む十七篇と、関連エッセイを収める。

出版社・メーカーコメント

敗戦直後に書き上げた出世作「桜島」、弟をモデルにした「狂い凧」ほか、戦後派を代表する著者の主要作を収録する小説集。全二巻。解説・真鍋元之/日和聡子

著者紹介

梅崎 春生 (ウメザキ ハルオ)  
1915(大正4)年福岡市生まれ。小説家。東京帝国大学国文科卒業前年の39(昭和14)年に「風宴」を発表。大学の講義にはほとんど出席せず、卒業論文は十日ほどで一気に書き上げる。42年陸軍に召集されて対馬重砲隊に赴くが病気のため即日帰郷。44年には海軍に召集される。復員の直後に書き上げた『桜島』のほか『日の果て』など、戦争体験をもとに人間心理を追求し戦後派作家の代表的存在となる。『ボロ家の春秋』で直木賞、『砂時計』で新潮社文学賞、『狂い凧』で芸術選奨文部大臣賞、『幻花』で旭日出版文化賞。65(昭和40)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)