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日の果て・幻化

中公文庫 う37−6 兵隊小説集 2

出版社名 中央公論新社
出版年月 2025年5月
ISBNコード 978-4-12-207650-1
4-12-207650-1
税込価格 1,760円
頁数・縦 633P 16cm

商品内容

要旨

戦争というのは、本を読むようにカッコいいものじゃない。軍隊の日常性というものがあり、それが軍隊の本質だ―。梅崎文学の精髄に触れる決定版小説集(全二巻)。第2巻は、佳作「日の果て」、毎日出版文化賞受賞の遺作「幻化」を含む九篇と、阿川弘之との対談「戦争文学をどう読むか」を収める。

出版社・メーカーコメント

佳作「日の果て」、毎日出版文化賞受賞作「幻化」他、著者の文学世界の真髄に触れる、戦争を描いた作品集の決定版。全二巻。〈解説〉真鍋元之/平山周吉

著者紹介

梅崎 春生 (ウメザキ ハルオ)  
1915(大正4)年福岡市生まれ。小説家。東京帝国大学国文科卒業前年の39(昭和14)年に「風宴」を発表。大学の講義にはほとんど出席せず、卒業論文は十日ほどで一気に書き上げる。42年陸軍に召集されて対馬重砲隊に赴くが病気のため即日帰郷。44年には海軍に召集される。復員の直後に書き上げた『桜島』のほか『日の果て』など、戦争体験をもとに人間心理を追求し戦後派作家の代表的存在となる。『ボロ家の春秋』で直木賞、『砂時計』で新潮社文学賞、『狂い凧』で芸術選奨文部大臣賞、『幻花』で毎日出版文化賞。65(昭和40)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)