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シンギュラリティはより近く 人類がAIと融合するとき

出版社名 NHK出版
出版年月 2024年11月
ISBNコード 978-4-14-081980-7
4-14-081980-4
税込価格 2,640円
頁数・縦 425,21P 19cm

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要旨

AIをはじめとするテクノロジーの進化が語られる際に「シンギュラリティ」が言及されることが多い。未来学者レイ・カーツワイル氏が約20年前の著書で2045年頃に訪れると予測した、人間が生物学的限界を超える、これまでのルールが適用できない世界への転換点を指す言葉だ。その到来がいよいよ現実味を帯びている。
本書では、2005年刊行の『シンギュラリティは近い』(NHK出版、紙版書籍邦題は『ポスト・ヒューマン誕生』)の著者が、シンギュラリティ到来の兆しともいえる技術進歩の現状と可能性を、汎用人工知能(AGI)、脳とAIの融合、ナノロボットの活用、寿命延長技術などのテーマで、最新の研究成果や理論を踏まえて論じている。著者の考えるシンギュラリティの中核にあるのは、ナノスケールのデバイスを使って脳とAIをつなぎ、人間の知能を指数関数的に拡張することだという。
著者はAI研究開発の世界的権威。Googleで機械学習と自然言語処理の研究を率い、現在は同社の主任研究員兼AIビジョナリー。MIT在学中に起業して以来、音楽シンセサイザー「Kurzweil K250」など数々の発明品を世に送り出してきた。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2025年1月10日]

商品内容

要旨

テクノロジーの加速度的進歩による人間社会の変化予測をことごとく的中させ、世界的なムーブメントを巻き起こしてきたカーツワイルの最新話題作。人類の知性が数百万倍に拡張し、生物学的限界を超える特異点「シンギュラリティ」に達するのは、もはや時間の問題だ。進化を続けるテクノロジーは、教育、医療・衛生、コミュニケーションなど、私たちの生活環境を変える。ナノロボットによる原子レベルでの世界の再構築が始まり、人類は120年と言われてきた寿命の限界を超える。再生可能エネルギーを効率的に利用できるようになって資源問題も食料問題も解決する。3Dプリンティング技術が劇的に進化し、産業イノベーションが起こり、貧困や暴力が減少し、私たちの幸福度は向上する。一方で、AIが雇用に与える影響や自動運転車の安全性、そして故人をデータとDNAの組みあわせによって仮想的に復活させる「アフターライフ」技術など、現代的で最先端の議論についても考察し、今私たちがなすべきことは何かを明らかにする。これからの科学とそれが巻き起こす革命を予見する、現代人必読の書。

目次

第1章 人類は六つのステージのどこにいるのか?
第2章 知能をつくり直す
第3章 私は誰?
第4章 生活は指数関数的に向上する
第5章 仕事の未来:良くなるか悪くなるか?
第6章 今後三〇年の健康と幸福
第7章 危険
第8章 カサンドラとの対話

出版社・メーカーコメント

その日が来る前に読め!ニューヨーク・タイムズベストセラー!テクノロジーの加速度的な進歩による人間社会の変化を予測して、ことごとく的中させてきたカーツワイルの最新話題作が、ついに日本上陸。彼が予測するAIが人間の知性を超える2029年はあと5年後に迫っている。そして私たちの知性が数百万倍に拡張し生物学的限界を超える特異点、シンギュラリティに達するのは、もはや時間の問題と言える。それはどのように実現するのだろうか?

著者紹介

カーツワイル,レイ (カーツワイル,レイ)   Kurzweil,Ray
1948年ニューヨーク生まれ。世界屈指の発明家、思想家、未来学者であり、AI研究開発に60年以上携わる権威。Google社で機械学習と自然言語処理の研究を率い、現在は同社の主任研究員兼AIビジョナリー。MIT在学中に20歳で起業。以来、数々の発明品を世に送りだしてきた。主なものに、CCDフラットベッドスキャナー、オムニフォント式OCRソフト、視覚がい害者用の文章読みあげ機、大語彙音声認識ソフトウエア、オーケストラ楽器を再現できるシンセサイザー「Kurzweil K250」などがある
高橋 則明 (タカハシ ノリアキ)  
翻訳家。立教大学法学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)