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夜にその名を呼べば 新装版

ハヤカワ文庫 JA 922

出版社名 早川書房
出版年月 2008年5月
ISBNコード 978-4-15-030922-0
4-15-030922-1
税込価格 902円
頁数・縦 476P 16cm
シリーズ名 夜にその名を呼べば

商品内容

要旨

1986年10月、ベルリン。欧亜交易現地駐在員の神崎は何者かに襲撃された。親会社の共産圏への不正輸出が発覚、証拠湮滅を図る上層部の指令で命を狙われたのだ。殺人の濡れ衣まで着せられた神崎は壁を越えて東側へと亡命、そのまま消息を絶つ―それから五年、事件の関係者に謎の手紙が届けられ、神崎を追う公安警察もその情報を掴む。全員が雨の小樽へと招き寄せられたとき、ついに凄絶な復讐劇の幕が切って落とされた。

著者紹介

佐々木 譲 (ササキ ジョウ)  
1950年北海道生まれ。自動車メーカー勤務を経て、79年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞、作家デビューを飾る。以後、オートバイ青春小説『振り返れば地平線』、ハードボイルド・タッチのサスペンス『真夜中の遠い彼方』など多彩な作品を発表し、注目を集める。88年には本格的な冒険小説『ベルリン飛行指令』を発表、作家として不動の地位を築いた。89年の『エトロフ発緊急電』では山本周五郎賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞した。歴史小説も手がけ、2001年の『武揚伝』で新田次郎文学賞を受賞。2007年の『警官の血』は「このミステリーがすごい!」の国内編第一位に選出され、同作で三度目の日本冒険小説協会大賞に輝いた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)