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エピローグ

ハヤカワ文庫 JA 1316

出版社名 早川書房
出版年月 2018年2月
ISBNコード 978-4-15-031316-6
4-15-031316-4
税込価格 858円
頁数・縦 345P 16cm

商品内容

要旨

オーバー・チューリング・クリーチャ(OTC)が現実宇宙の解像度を上げ、人類がこちら側へ退転してしばらく。特化採掘大隊の朝戸連と相棒の支援ロボット・アラクネは、OTCの構成物質を入手すべく、現実宇宙へ向かう。いっぽう、ふたつの宇宙で起こった関連性のない連続殺人事件の謎に直面した刑事クラビトは、背景に実存そのものを商品とする多宇宙間企業イグジステンス社の影を見る。宇宙と物語に何が起こっているのか?

著者紹介

円城 塔 (エンジョウ トウ)  
1972年、北海道生まれ。東北大学理学部物理学科卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。2007年「オブ・ザ・ベースボール」で文學界新人賞受賞。同年、『Self‐Reference ENGINE』(ハヤカワ文庫JA)で長篇デビュー。2010年『烏有此譚』で野間文芸新人賞、2011年、早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞、2012年『道化師の蝶』で芥川賞、同年、伊藤計劃との共著『屍者の帝国』で日本SF大賞特別賞、2013年『Self‐Reference ENGINE』の英訳版でフィリップ・K・ディック賞特別賞、2017年「文字渦」で川端康成文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)