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行動経済学の逆襲 上

ハヤカワ文庫 NF 547

出版社名 早川書房
出版年月 2019年10月
ISBNコード 978-4-15-050547-9
4-15-050547-0
税込価格 924円
頁数・縦 318P 16cm
シリーズ名 行動経済学の逆襲

商品内容

要旨

従来の経済学は完全に合理的な人間像を想定してきたが、そんな人は地球上に一人もいないのでは?根本的な疑問を抱えた「ぐうたら」経済学者は、意思決定の不合理を探究する心理学者たちに出会う。彼らとの協働はやがて「行動経済学」という新たな学問へと結実していくが、それは同時に、学界の権威たちとの長きにわたる戦いの始まりだった…。ノーベル経済学賞を受賞した異端児が、学者人生の軌跡と喜怒哀楽を語りつくす。

目次

第1部 エコンの経済学に疑問を抱く 1970〜78年(経済学にとって“無関係”なこと
観戦チケットと保有効果 ほか)
第2部 メンタル・アカウンティングで行動を読み解く 1979〜85年(お得感とぼったくり感
サンクコストは無視できない ほか)
第3部 セルフコントロール問題に取り組む 1975〜88年(いま消費するか、後で消費するか
自分の中にいる「計画者」と「実行者」 ほか)
第4部 カーネマンの研究室に入り浸る 1984〜85年(何を「公正」と感じるか
不公正な人は罰したい ほか)
第5部 経済学者と闘う 1986〜94年(論争の幕開け
アノマリーを連載する)

おすすめコメント

経済学界の異端児が、心理学者と協働し、仲間を作り、経済学者に反撃する! ノーベル賞に至る、行動経済学誕生のすべてがここに

著者紹介

セイラー,リチャード (セイラー,リチャード)   Thaler,Richard H.
2017年ノーベル経済学賞受賞者。シカゴ大学ブース・スクール・オブ・ビジネス教授、同校意思決定研究センター理事。行動科学と経済学を専門とし、行動経済学のパイオニアの一人に教えられる。正しい行動を促す概念として提唱した「ナッジ」は一世を風靡し、日本を含む各国政府の政策に取り入れられている。2015年にはアメリカ経済学会会長を務めた。『行動経済学の逆襲』はエコノミスト紙やフィナンシャル・タイムズ紙の年間ベストブックに選出されるなど高い評価を得る
遠藤 真美 (エンドウ マサミ)  
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)