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清水邦夫 1

署名人/ぼくらは生れ変わった木の葉のように/楽屋

ハヤカワ演劇文庫 4

出版社名 早川書房
出版年月 2006年11月
ISBNコード 978-4-15-140004-9
4-15-140004-4
税込価格 880円
頁数・縦 195P 16cm
シリーズ名 清水邦夫

商品内容

要旨

讒謗律に触れる新聞雑誌の署名や投獄を、大金で肩代わりする署名人。民権運動の憂国の志士と同房に…デビュー作「署名人」。車を民家に突っ込んだ男女。住人は驚きもせず、唐突な芝居の真似事やあの手この手で引き止めてくる…「ぼくらは生れ変わった木の葉のように」。女優二人が出番を待つ楽屋。主演女優や枕を抱えた謎の若い女優が次々出入りし…女優の凄まじい業を描く「楽屋」。鮮烈な言葉で紡ぐ初期傑作三篇。

著者紹介

清水 邦夫 (シミズ クニオ)  
1936年、新潟県生まれ。早稲田大学在学中に発表した初戯曲『署名人』で、テアトロ演劇賞、早稲田演劇賞を受賞し、衝撃的なデビューを飾った。卒業後、岩波映画社を経て65年フリーに。以降、劇作家として活躍。特に60年代後半、演出家蜷川幸雄とのコンビによる数々の公演は若い世代の圧倒的支持を得た。72年に蜷川らと劇団「櫻社」結成。74年『ぼくらが非情の大河をくだる時』で岸田國士戯曲賞受賞。76年、女優松本典子らと演劇企画「木冬社」を結成。以降、木冬社を中心に外部劇団へも多数の書き下ろしを提供。ラジオやテレビのドラマ脚本、エッセイや小説も手がける。『タンゴ・冬の終わりに』では、ロンドン・ウェストエンドでイギリス人キャストによる上演という快挙を成し遂げた。80年『わが魂は輝く水なり』で泉鏡花文学賞、83年『エレジー―父の夢は舞う』で読売文学賞など、受賞歴多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)