• 本

松本城、起つ

出版社名 早川書房
出版年月 2016年7月
ISBNコード 978-4-15-209628-9
4-15-209628-4
税込価格 1,540円
頁数・縦 263P 19cm

商品内容

要旨

信州大学経済学部に通う巾上岳雪は、家庭教師先の女子高生・矢諸千曲に連れられて初めて松本城を訪れた。受験より趣味の松本史跡の見学を優先し、いつまでも模試の結果すら見せようとしない千曲に巾上が腹を立てていたその時、松本城が大きく揺らいだ―1686年の松本藩で目覚めた巾上は、自分が鈴木伊織という藩士として、千曲が松本城に祀られている二十六夜神さまとして存在していることに愕然とする。奇しくもその年、松本藩では貞享騒動という百姓一揆が発生、多数の死者を出していた。状況に戸惑う巾上は、命懸けで年貢減免に挑もうとしている多田加助ら農民と出会い、その窮状を知るなかで、彼らを救いたいと感じ始める。巾上と千曲は、松本の人々を救うことができるのか?そして現代へ戻ってくることはできるのか―?

おすすめコメント

信州大学に通う巾上と女子高校生の千曲は、一六八六年の松本藩にタイムリープしてしまう。奇しくもその年、貞享騒動という百姓一揆が発生、多数の死者が出ていた。二人は彼らを救うため奔走するが……

著者紹介

六冬 和生 (ムトウ カズキ)  
1970年、長野県岡谷市生まれ。信州大学経済学部卒。海外SFを長年愛読し、会社勤めのかたわら小説を執筆。『みずは無間』(ハヤカワ文庫JA)で第1回ハヤカワSFコンテスト大賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)