• 本

ヴェルノン・クロニクル 1

ウィズ・ザ・ライツ・アウト

出版社名 早川書房
出版年月 2020年10月
ISBNコード 978-4-15-209972-3
4-15-209972-0
税込価格 2,860円
頁数・縦 373P 19cm
シリーズ名 ヴェルノン・クロニクル

商品内容

要旨

元・伝説のレコード店主、いまは哀愁のカウチサーファー。家賃滞納でアパルトマンを追い出された五十路の男、ヴェルノン・シュビュテックスは、輝かしき90年代に彼の店に集っていた旧友たちの家を渡り歩く。かつてはバンドマンやその取り巻きとして青春を謳歌していたが、いまは家族の問題や病、老いに直面している仲間たち。それぞれの心に、まだ音楽は響いているのか。そして、人々のあいだを転がっていくヴェルノンの行きつく先は―。ルノードー賞受賞のフランス人作家が現代フランスの市井で生きる人々をおかしみをもって描く文芸三部作、開幕。

出版社・メーカーコメント

かつては伝説のレコード店主、いまや哀愁のカウチサーファー。五十路の男ヴェルノンがたずね歩く旧友たちの心にも、90年代の輝かしい記憶が響きつづけるのであった。パリの片隅で生きる人々の哀しさと滑稽さを音楽が彩る、現代版・バルザックの『人間喜劇』。

著者紹介

デパント,ヴィルジニー (デパント,ヴィルジニー)   Despentes,Virginie
1969年フランス・ナンシー生まれの作家、映画監督、活動家。1994年、『バカなヤツらは皆殺し』でデビュー。2010年にApocalypse B´eb´eでルノードー賞を受賞。また、映画監督としても活躍している。現在はゴンクール賞やフェミナ賞の審査員を務める、現代フランスを代表する作家である
博多 かおる (ハカタ カオル)  
東京大学大学院およびパリ第七大学大学院博士課程修了、上智大学教授、フランス文学研究者・翻訳家。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)