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アメリカン・スパイ

出版社名 早川書房
出版年月 2021年2月
ISBNコード 978-4-15-210002-3
4-15-210002-8
税込価格 2,530円
頁数・縦 439P 20cm

商品内容

要旨

1980年代後期。FBIニューヨーク支局で捜査官として働くマリーは、黒人女性であるがゆえに能力を発揮する機会を与えられずにいた。そんな時、ブルキナファソの共産主義政府の弱体化を狙うCIAから、若き革命家トマ・サンカラにハニートラップを仕掛ける役目を言い渡される。自身の才能ではなく容姿を買われたのだと悟りつつも役目を引き受けたマリー。そして、さらにハイリスクな任務の見返りとして、幼少期から共にスパイに憧れて育った姉の謎の失踪について鍵を握る人物との接触を約束される。しかし、国民のための改革を推し進めるサンカラの人柄を知るほどに、任務に対する信念は揺らぎ始め…。舞台はアメリカ、ブルキナファソ、そしてマルティニークへ。史実を元に冷戦の知られざる一面を描き出すスパイ小説。

出版社・メーカーコメント

冷戦下、FBIで働く黒人女性のマリーは、ブルキナファソのカリスマ的リーダー、トマ・サンカラを罠にかける任務を言い渡される。しかし、スパイとしてサンカラに近づくうちに、彼女の信念は揺らぎ始め……。史実を元に、一人の女性の生き様を描く、歴史スパイ小説

著者紹介

ウィルキンソン,ローレン (ウィルキンソン,ローレン)   Wilkinson,Lauren
1984年、ニューヨーク生まれ。コロンビア大学で創作と翻訳の修士号を取得。大学在学中から執筆をはじめた短篇“Safety Catch”が文芸誌“グランタ”に掲載される。この短篇を7年かけて長篇に仕上げた本『アメリカン・スパイ』を2019年に発表。長篇デビューとなる本作は、オバマ元大統領の夏の読書リストに選出されたほか、NAACP(全米黒人地位向上協会)イメージ・アワードの新人賞、エドガー賞(アメリカ探偵作家クラブ賞)、アンソニー賞の最優秀新人賞にノミネートされ注目を浴びた
田畑 あや子 (タバタ アヤコ)  
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)