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死体とFBI 情報提供者を殺した捜査官の告白

出版社名 早川書房
出版年月 2022年3月
ISBNコード 978-4-15-210093-1
4-15-210093-1
税込価格 3,520円
頁数・縦 441P 19cm

商品内容

要旨

1987年。若きFBI捜査官マーク・パットナムは聡明な妻と幼い娘とともに、生まれ育った東海岸を離れ、ケンタッキー州の山間の田舎町パイクビルに赴任した。新しく入る者を拒むヒルビリーの町、出世を望むには厳しすぎる地でよすがとなったのは、彼の情報提供者となった麻薬中毒者の女、スーザン・スミスだった。麻薬と元夫の暴力、二人の子どもによってがんじがらめにされたスーザンは、マークの中に光を見出し、依存を強めていく。家庭にまで浸食してくるスーザンに疲弊しきったマークの妻、強い性的欲求と悪意を持つFBIの同僚。谷間によどんだ狂気はマークを深い谷底へと導いていく―。史上初めてFBI捜査官が殺人で有罪判決を受けた衝撃の事件を、ニューヨーク・タイムズ紙のベテラン記者が徹底取材した犯罪実録。

目次

パイクビル
「この女をぜったい落としてみせる」
キャシーとスーザン

証言台
無理な注文
幸せの絶頂
妊娠
腕の中のこの女を
トランクの中の死体
疑いようのない男
錯綜
聴取
状況は悪い
フロリダの雨
マニキュアの破片
堀の中のFBI
エピローグ

出版社・メーカーコメント

ケンタッキーの田舎町で女が失踪した。FBIの情報提供者だった彼女はなぜ1年もの間見つからなかったのか? その背後には麻薬・強盗事件も絡む谷間の集落の複雑な人間関係があった。初めてFBI捜査官が殺人犯となった実際の事件を詳細な取材をもとに描く。

著者紹介

シャーキー,ジョー (シャーキー,ジョー)   Sharkey,Joe
作家。アリゾナ州ツーソン在住。ニューヨーク・タイムズ紙で19年間コラムニストを務めたほか、ウォール・ストリート・ジャーナル紙、フィラデルフィア・インクワイアラー紙でも執筆した。現在はアリゾナ大学で講師を務めている
倉田 真木 (クラタ マキ)  
翻訳者。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)