その丘が黄金ならば
出版社名 | 早川書房 |
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出版年月 | 2022年7月 |
ISBNコード |
978-4-15-210151-8
(4-15-210151-2) |
税込価格 | 2,970円 |
頁数・縦 | 381P 19cm |
商品内容
要旨 |
ゴールドラッシュが過ぎ去った黄昏のアメリカ。かつて黄金が埋まっていたこの地を、今は乾いた金色の草だけが覆っている。炭坑の町で暮らす中国系移民一家の子供、11歳のサムと12歳のルーシーは、明け方に〓(ちち)が亡くなっていることに気づいた。媽を数年前に失った二人には、もう居場所はない。だから町から逃げ出し、〓の亡骸を葬る旅に出る。現実的で、協調性を重んじるルーシーと、奔放で、自らの信念を貫こうとするサム。二人で始めたはずの旅はやがて、それぞれの居場所を問うものへと変わっていく―現実と幻想、歴史と神話を織り交ぜながら、ある移民一家の喪失と再生を描く長篇。 |
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出版社・メーカーコメント
父が亡くなり、孤児になったサムとルーシー。二人は亡骸を埋葬する場所を探すため、広大な土地を彷徨う。それは、中国系移民の過去をめぐる壮大な旅の始まりだった──。ゴールドラッシュ以後の西部を舞台にしたブッカー賞候補作。オバマ元大統領が薦める一冊