人間はどこまで家畜か 現代人の精神構造
ハヤカワ新書 019
出版社名 | 早川書房 |
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出版年月 | 2024年2月 |
ISBNコード |
978-4-15-340019-1
(4-15-340019-X) |
税込価格 | 1,078円 |
頁数・縦 | 216P 18cm |
商品内容
要旨 |
自己家畜化とは、イヌやネコのように、人間が生み出した環境のなかで先祖より穏やかに・群れやすく進化していく現象だ。進化生物学の近年の成果によれば人間自身にも自己家畜化が起き、今日の繁栄の生物学的な基盤となっている。だが清潔な都市環境、アンガーマネジメント、健康や生産性の徹底した管理など「家畜人たれ」という文化的な圧力がいよいよ強まる現代社会に、誰もが適応できるわけではない。ひずみは精神疾患の増大として現れており、やがて―。精神科医が見抜いた、新しい人間疎外。 |
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目次 |
序章 動物としての人間 |
出版社・メーカーコメント
清潔な都市環境、健康と生産性の徹底した管理など、人間の「自己家畜化」を促す文化的な圧力がかつてなく強まる現代。だがそれは疎外をも生み出し、そのひずみはすでに「発達障害」や「社交不安症」といった形で表れている。この先に待つのはいかなる未来か?