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藤井聡太ライバル列伝 読む棋士名鑑

文春新書 1425

出版社名 文藝春秋
出版年月 2023年9月
ISBNコード 978-4-16-661425-7
4-16-661425-8
税込価格 1,100円
頁数・縦 287P 18cm

商品内容

要旨

棋界はまさに藤井聡太時代へ。この若き巨星に挑むのはいかなる棋士たちなのか?キャリアや戦績、肉声と個人史から紐解かれる棋風や得意戦法、人柄からAIへの距離感まで。観戦記者の第一人者による『Number』好評連載に、大幅書き下ろしを加えた最新棋士名鑑。いま見るべき棋士、総勢58人収録。

目次

第1章 八冠全制覇へ
第2章 対藤井タイトル戦経験者
第3章 タイトル獲得&番勝負経験者
第4章 若手
第5章 女流
第6章 実力者
第7章 ベテラン

出版社・メーカーコメント

2016年に14歳2カ月で四段昇段(プロ入り)後、デビュー戦から公式戦最多の29連勝、2020年の初タイトル(棋聖)獲得、2021年の竜王位と五冠の獲得をすべて最年少記録更新で達成し、将棋ブームを巻き起こして来た藤井聡太。2023年の今年も、さる6月1日に渡辺明名人を下し、谷川浩司十七世名人の持つ最年少名人記録を40年ぶりに更新(20歳10カ月)、1995年の羽生善治九段以来となる史上2人目の七冠を達成した。そしてついに史上初、前人未到の八冠全タイトル制覇に向け、「王位」「棋聖」位の防衛と最後の「王座」獲得へと向かう秋を迎える。棋界全タイトル戦の中心軸としてまさに全盛期を迎えた”藤井時代”。藤井竜王・名人はこの八冠ロードの過程でどのような将棋をみせてきたのか? そしてまたその王者の巨大な壁に挑むライバルたちはどんなストーリーを持った、いかなる棋士たちなのか?対藤井戦の成績やキャリアなどの個人史から紐解かれる独自の棋風や勝負観、得意戦法やAI研究への距離感など。対局時の表情や動きの少なさ故に、逆に秘めたる闘志や個性がありありと印象深く浮かび上がる。雑誌『Number』で2年半にわたり好評連載された「令和名棋士案内。」に、藤井聡太・渡辺明・羽生善治ほかの書き下ろしを加え、全57棋士(うち女流棋士4名)に加筆アップデートした最新棋士名鑑。

著者紹介

大川 慎太郎 (オオカワ シンタロウ)  
1976年、静岡県生まれ。日本大学法学部新聞学科卒業後、出版社勤務を経てフリーに。2006年より将棋観戦記者として活動する。’23年7月、第70期王座戦五番勝負第4局・豊島将之‐永瀬拓矢の観戦記(『日本経済新聞』)で第35回将棋ペンクラブ大賞の観戦記部門大賞を受賞。これは’15年の第27回および’18年の第30回につづき、歴代最多となる3度目の同賞受賞。多くの対局を観戦し、徹底して棋士の話を訊く圧倒的な取材量は棋界随一で、王道を行く不偏の観戦記は棋士からの信頼も厚い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)