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起業と倒産の失敗学

文春文庫 は28−2

出版社名 文藝春秋
出版年月 2006年7月
ISBNコード 978-4-16-770002-7
4-16-770002-6
税込価格 628円
頁数・縦 278P 16cm

商品内容

要旨

強くしなやかな会社をつくり、日本経済を元気づけるために必要なこと。それは失敗に学び、新たな創造・挑戦に乗り出すことだ。優良企業としてのぼりつめながら倒産したベンチャー企業10社を「失敗学」で徹底的に分析。そこからはライブドアの失敗の本質も見えてくる。起業家のみならず、全ビジネスマン必読の失敗学実践書。

目次

“優良”成長企業がなぜつまずくのか
欲得 個人の欲得がモノづくりの原点を忘れさせた―新日本技研株式会社(札幌市、1997年3月自己破産申請)
気分 感覚の冴えに頼り見切りを誤る―株式会社オカノアソシエイツ(東京都目黒区、1999年8月和議申請)
うっかり 細心の注意を払っていても避けられなかった誤判断―北部通信工業株式会社(福島市、2002年4月会社更生法申請)
考え不足 際立つ独創性を大事業に育てられなかった浅慮―株式会社ハイパーネット(東京都渋谷区、1997年12月自己破産申請)
決まり違反 常識を無視した拡大戦略が裏目に―株式会社コンパイル(広島市、1998年3月和議申請)
惰性 豪放磊落、面倒見のよい性格がアダに―株式会社ピコイ(新潟市、1999年10月和議申請)
恰好 体面に固執し無理を繰り返す―株式会社サワコー・コーポレーション(名古屋市、2001年8月民事再生法申議)
横着 “手抜き”経営で有名居酒屋を食いつぶす―北の家族株式会社(東京都豊島区、2002年1月民事再生法申請)
思い入れ 「世のため」という思いが経営判断を誤らせる―株式会社カンキョー(横浜市、1998年11月会社更生法申請)
社外活動に熱中し“無判断”のうちに破たん―イタリヤード株式会社(京都市、2002年1月自己破産申請)
「失敗」を活かし「強い会社」をつくる
ライブドアにみる起業と倒産の失敗学

著者紹介

畑村 洋太郎 (ハタムラ ヨウタロウ)  
1941年生まれ。東京大学大学院工学研究科修士課程修了。東京大学大学院工学系研究科教授を経て、工学院大学国際基礎工学科教授、東京大学名誉教授。2001年より畑村創造工学研究所を主宰。02年より特定非営利活動法人「失敗学会」を立ち上げ初代会長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)