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村野藤吾の建築 昭和・戦前

出版社名 鹿島出版会
出版年月 2011年2月
ISBNコード 978-4-306-04553-8
4-306-04553-6
税込価格 9,350円
頁数・縦 861P 22cm

商品内容

要旨

膨大な建築作品を残し、93歳で没した建築家村野藤吾。戦前の主要な作品を、図面や写真を併せて細部に至るまで検討し、論文・講演を手がかりに、作品に塗り込められた秘密を解き明かす。村野作品を追い続けてきた長谷川堯による村野研究の集大成。

目次

渡辺節建築事務所への就職と村野の修業時代
渡辺節作品の中の村野藤吾
「動きつつ見る」、欧米への独立直後の旅で見たもの
「森五商店」と、その他の最初期作品
「大阪パンション」をめぐる思惟の周辺
“ロシア構成主義”との結びつき―「中島商店」と「キャバレー赤玉」
宇部の「渡辺翁記念会館」に見る構成主義の手法
講演「日本に於ける折衷主義建築の功禍」が投げかけた波紋
大阪「そごう百貨店」と神戸「大丸百貨店」の差異
「ドイツ文化研究所」への特別な想い
「叡山ホテル」と大和の民家を繋ぐもの
「中山悦治邸」から「中山半邸」への展開
関西建築階の先輩たちの仕事を追って
「村野自邸」に塗り込められたもの
村野藤吾の出自と「藤吾」への転進

出版社
商品紹介

戦前の代表作を克明に読み解き、追体験する、村野研究の集大成。

著者紹介

長谷川 堯 (ハセガワ タカシ)  
1937年島根県生まれ。1960年早稲田大学第一文学部卒業。1977年武蔵野美術大学助教授。1982年武蔵野美術大学教授。2008年武蔵野美術大学名誉教授。主な著作『都市廻廊』(相模書房、中央公論社・中公文庫、毎日出版文化賞)『建築有情』(中央公論社・中公新書、サントリー学芸賞)。一連の建築評論活動に対して、日本建築学会業績賞(1985年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)