• 本

中国グローバル市場に生きる村

出版社名 鹿島出版会
出版年月 2015年8月
ISBNコード 978-4-306-07317-3
4-306-07317-3
税込価格 3,080円
頁数・縦 286P 20cm

商品内容

要旨

約20年間にわたる精緻な実地調査が明らかにした、広東省の一農村、雁田村の目覚ましい発展の軌跡。新型経済集団を立ち上げ、ネットワークを紡ぎ、香港に近い地の利を活かして導いた成功―。珠江デルタの農村の大変貌。

目次

グローバルな村へ―雁田の歩み
第1部 経済運営・組織(足を洗う―農業を中心とした村の終わり
霊鳥を呼び寄せる巣づくり―親族、市場、そしてグローバルな生産拠点の興起
新しいワイン、新しいボトル―農村の集団の新たなかたち
トラクターから自動車へ―家庭の経済管理)
第2部 公益事業の整備(公的な提供から多元的なネットワークへ―教育サービス
同じ村でありながら別の世界―雁田の医療衛生サービス
〓(とう)氏の村―ガバナンス)
雁田―過渡期のモデル

著者紹介

サイチ,トニー (サイチ,トニー)   Saich,Tony
文学博士。オランダ・ライデン大学大学院文学研究科。ハーバード大学ケネディ・スクール大宇国際関係学教授。アッシュ民主的ガバナンス・イノベーション・センター、ラジャワリ財団アジア研究所所長。オランダ・ライデン大学漢学“中国学”研究所にて、准教授、教授、そして所長を歴任。現代中国の政治・行政等を専攻。1994年から99年までは、フォード財団中国事務所代表
胡 必亮 (コ ヒツリョウ)  
経済学博士(ドイツ・ヴィッテンヘルデッケ大学大学院経済学研究科)。北京師範大学経済学教授。北京師範大学経済・資源管理研究院、新興市場研究院院長、中国社会科学院研究員、同大学院准教授、教授等を歴任。2007年から09年までは、ハーバード燕京研究所客員研究員、ハーバード大学ケネディ・スクールアッシュ民主的ガバナンス・イノベーション・センター上級研究員。制度経済学、開発経済学等を専攻。1995年、2007年には「孫冶方経済学賞」、2009年には「張培剛開発経済学優秀成果賞」を受賞
谷村 光浩 (タニムラ ミツヒロ)  
博士(工学)。東京大学大学院工学系研究科。1962年大阪生まれ。名城大学経済学部・大学院経済学研究科准教授、早稲田大学法学学術院非常勤講師。中国国際民間組織合作促進会(北京)国際顧問。これまで、タイ・チュラロンコン大学建築学部JICA専門家、国際開発高等教育機構研究員、国際基督教大学COEリサーチ・フェロー、国連大学学長室客員研究員として、途上国の都市・地域開発論等を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)