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「青」の民俗学 地名と葬制

出版社名 河出書房新社
出版年月 2015年3月
ISBNコード 978-4-309-22625-5
4-309-22625-6
税込価格 2,200円
頁数・縦 207P 20cm

商品内容

要旨

民俗学最大の問題、青地名の謎に挑む!古墳の近くに青地名?なぜ幽霊は柳の下に出るのか?「アオ」「オウ」「アワ」、「青」「大」「淡」…。なぜ地先のごく小さい島が「大島」と名づけられたのか。青木、青柳、青山、青野といった地名は、何を物語るのか。仲松弥秀、谷川健一が先鞭をつけながら筆を置いた課題を、徹底したフィールド調査と研究で立証する画期的な書。図版多数。

目次

第1章 南島からの指摘
第2章 青地名と古墳
第3章 青木地名を訪ねて
第4章 「青柳」考
第5章 青島は葬送の島であった
第6章 対岸の古墳
第7章 常世浜は村の先に位置する
第8章 日本水葬小史
第9章 茨城県・青地名の分析
第10章 墓地と葬送の場は違う
第11章 古代日本人の他界観

おすすめコメント

「あお」等は古来、死の世界を意味した。大島=青島、青木などの地名も古墳・葬場と関わりが深いことを検証する。

著者紹介

筒井 功 (ツツイ イサオ)  
1944年、高知市生まれ。民俗研究者。元・共同通信社記者。正史に登場しない非定住民の生態や民俗の調査・取材を続けている。第20回旅の文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)