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炭水化物が人類を滅ぼす 最終解答編

植物vs.ヒトの全人類史

光文社新書 911

出版社名 光文社
出版年月 2017年10月
ISBNコード 978-4-334-04317-9
4-334-04317-8
税込価格 924円
頁数・縦 293P 18cm
シリーズ名 炭水化物が人類を滅ぼす

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要旨

炭水化物の中でも糖質と呼ばれる食物成分の摂取量を減らす「糖質制限」は、効果のあるダイエット法の一つとして、もはや常識の域に達するほど一般に認知されている。スーパーやコンビニ、外食チェーンなどに糖質オフの商品が続々と登場するなど、糖質制限市場とでも言うべきマーケットも形成されつつある。そうした糖質制限ブームの火つけ役が、2013年10月に刊行されベストセラーとなった『炭水化物が人類を滅ぼす』(光文社新書)である。同著者による本書はその続編。前作で未解決の問題を解き明かすとともに、糖質セイゲニスト(糖質制限を実践する人を意味する著者の造語)の視点から全生命史・全人類史の読み直しを試みている。医学・生物学・進化学・人類学などのさまざまな文献、研究結果をベースに思考を重ね、人類はなぜ「糖質依存症」になったのか、大胆な仮説・新説を展開。著者は湿潤治療の創始者としても知られる医師で「なつい キズとやけどのクリニック」院長を務める。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2017年11月28日]

商品内容

要旨

ベストセラー『炭水化物が人類を滅ぼす』の刊行から4年。この間、糖質制限を取り巻く社会の状況は大きく変化した。批判的な記事は数を減らし、代わってスーパーや外食チェーンには糖質オフ商品が続々登場。今や糖質制限市場ともいうべき巨大マーケットが形成されている。それは何より消費者の側が、健康への効果を体感しているからだろう。続編となる本書では、前作で未解決だったいくつかの問題を解決し、実践者からの大規模アンケートの結果を公開。さらに糖質セイゲニストの立場から、全生命史、全人類史を読み直すという新たな試みに挑む。「糖質まみれの近・現代人」による研究は初期人類(糖質ゼロ)の姿を見誤っている。19世紀的知識の呪縛、シアノバクテリアの呪いから我々の脳を解き放ち、糖質に操られ支配される生活から人生を取り戻すべく、縦横無尽に新説・仮説を展開しながら語る。

目次

1 糖質制限について
2 糖質制限に関するアンケート
3 前作での未解決問題に決着をつけよう
4 ドーパミンから全生命史・全人類史を読み直してみる
5 糖質セイゲニスト、先史時代のヒトに迫ってみる
6 植物に操られるヒト
7 穀物摂取によるヒトの体の変化
8 エピローグ

おすすめコメント

ベストセラー『炭水化物が人類を滅ぼす』の続編となる本書。未解決だった問題を解決し、全人類史を読み直すという新たな試みに挑む

著者紹介

夏井 睦 (ナツイ マコト)  
1957年秋田県生まれ。「なついキズとやけどのクリニック」院長。東北大学医学部卒業。東北大学医学部附属病院を経て、相澤病院、石岡第一病院、練馬光が丘病院で「傷の治療センター」長。2001年、消毒とガーゼによる治療撲滅をかかげ、インターネットサイト「新しい創傷治療」を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)