
悲しき人形つかい
出版社名 | 光文社 |
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出版年月 | 2007年2月 |
ISBNコード |
978-4-334-92533-8
(4-334-92533-2) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 340P 20cm |
商品内容
要旨 |
ホーキング博士に、自分の足で歩いてもらいたい!無名の天才発明家・機敷埜風天は、壮大な夢を実現すべく、脳波を直接受信して動作をサポートする介護支援機器「BF」を開発していた。しかし、引っ越してきた横嶋町は、二組のやくざが抗争を繰り返す、超危険地域だったのだ…!想像力がエスカレートしていく痛快スラプスティック長編。人気作家・梶尾真治、待望の最新作。 |
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出版社 商品紹介 |
ドタバタ、スラプスティック、アクション、センス・オブ・ワンダー、そして人情噺。小説の面白さを詰め込んだ痛快娯楽長編。 |
おすすめコメント
中岡祐介は無名の天才発明家・機敷埜風天と、家賃が安いことを理由に横嶋町の一軒家に引っ越してきた。風天は発明のため隠遁にちかい生活を送っていたのだが、近所から苦情が出てアパートを移らざるを得なくなったのだ。祐介は世間とコミュニケーションがまともに取れない風天のマネージャーのようなものである。風天の発明とは、ボディ・フレーム(BF)。脳波による指令を検知して、手足に障害がある場合でも自分の意志で動かすことができるようになる、画期的な医療用補助器具だ。いつか、BFを使ってホーキング博士に歩いてもらいたい! それが風天の夢なのだ。横嶋町は北村組と藤野会という二つの暴力団がシノギを削っている無法地帯で、一般市民はどんどんいなくなっている。家賃が安いのも、そういう理由だった。北村組に所属している、風天たちの高校の同級生・ヒロと偶然会ったことから、彼らも組同士の争いに巻き込まれてしまう。時悪しく心臓麻痺で突然死してしまった北村組の組長を、BFを使って操縦させられるハメに……!