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現代宗教とスピリチュアリティ

現代社会学ライブラリー 8

出版社名 弘文堂
出版年月 2012年12月
ISBNコード 978-4-335-50132-6
4-335-50132-3
税込価格 1,320円
頁数・縦 148P 19cm

商品内容

要旨

仏教やキリスト教、イスラームといった救済宗教が、影響力を失いつつある。社会が個人化するなか、宗教もまた私事化が進む一方で、精神世界への関心が高まっている。3.11後の日本社会で、変容する現代宗教はどこへ向かおうとしているのか。

目次

第1章 世俗化と新しいスピリチュアリティ(伝統宗教の後退と世俗化論
宗教の私事化と新しいスピリチュアリティ
新しいスピリチュアリティの興隆
再聖化と公共空間)
第2章 霊的世界観と共同性―飯田史彦論(新しいスピリチュアリティと共同行為
「生まれ変わりの科学」の広まり
霊的世界観と合理性の両立
自分らしく生きる学びの生涯
新しいスピリチュアリティの個人主義と共同性)
第3章 新しいスピリチュアリティと平和(平和主義のスピリチュアリティ
スピリチュアリティと社会変革の統合?
新しいスピリチュアリティと新自由主義は親和的か?
エンパワメントとスピリチュアリティ)
第4章 救済からスピリチュアリティへ(現代人の世界観の変化
宗教とスピリチュアリティ
現代人と救済宗教
救済宗教のゆくえ
新しいスピリチュアリティのゆくえ)
第5章 日本仏教の公共性の回復(戦後からオウム真理教事件まで
教団の機能の転換
グローバル化と宗教多元化時代の教団
原発によらない生き方を求めて)

おすすめコメント

●日本人は、ほんとうに無宗教なのだろうか?;社会が個人化するなか、宗教もまた私事化が進み、仏教などの救済宗教が、かつての影響力を失いつつある。一方で、精神世界への関心が高まっている。3.11後の日本社会で、変容する宗教はどこへ向かおうとしているのか。

著者紹介

島薗 進 (シマゾノ ススム)  
1948年、東京都生まれ。東京大学文学部・同大学院人文社会系研究科教授。(財)国際宗教研究所長。専攻は近代日本宗教史、宗教理論研究、比較宗教運動論、死生学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)