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ウルフ・ソレント 2

出版社名 国書刊行会
出版年月 2001年9月
ISBNコード 978-4-336-04382-5
4-336-04382-5
税込価格 3,960円
頁数・縦 457P 22cm
シリーズ名 ウルフ・ソレント

商品内容

要旨

自己の同一性の証として、またよりどころとして、己れの内なる「神語体系」の調和を希求するウルフであったが、妻ガーダの不倫を疑ういっぽう、自身も不義密通への抑えがたい欲望を募らせてゆく。果てしない彷徨を繰り返すウルフの魂に、安息の時は訪れるのであろうか?強烈な筆致で、人間心理の奥底の異様な相貌をとらえ、圧倒的な文学世界を構築したポウイスによる、二十世紀を代表する大長編。

著者紹介

ポウイス,ジョン・クーパー (ポウイス,ジョンクーパー)   Powys,John Cowper
1872・10・8‐1963・6・17。イングランド出身の作家。牧師の長男として生まれる。兄弟のうちシオドア・フランシスとルウェリンも作家。1894年ケンブリッジ大学を卒業後、教職を経て、講演者となる。1910年ころよりアメリカ合衆国に移って、各地で講演を行うかたわら、移動中の列車やホテルなどで長篇小説の執筆を続ける。聴衆のひとりであった作家ヘンリー・ミラーに深い感銘を与え、ミラーはその後も長くポウイスを崇敬することとなる。1934年にイングランドに帰り、のちに父祖の出身地であるウェイルズ北部に定住。執筆活動に専念する
鈴木 聡 (スズキ アキラ)  
1957年弘前市に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科英語英文学専門課程修士課程修了。現在、東京外国語大学外国語学部総合文化講座助教授(ヨーロッパ文化論・比較言語文化論〔大学院〕担当)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)