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自伝の小説

新しい台湾の文学 現代台湾文学系列

出版社名 国書刊行会
出版年月 2004年10月
ISBNコード 978-4-336-04384-9
4-336-04384-1
税込価格 3,080円
頁数・縦 349P 20cm

商品内容

要旨

東アジア100年の近代史を、ひとりの女性革命家の「自伝」をとおして書き変えた壮大な挑戦。民族と世界史、ローカルとグローバル、ミクロとマクロが緊密に織りなされた、台湾「国」文学を超えた達成。わたしに即き、わたしから離れる複数の「わたし」と「わたしたち」からなる重層的な文体の実験。性と政治が結びついていることを、血と汗と体液の肉感をもって描き出す。だれからも忘れられた「島」の、だれからも忘れられた「女」の視点から、いま、世界文学が誕生する。

出版社
商品紹介

台湾共産党創設者・謝雪紅を主人公に、神戸、上海、モスクワ、北京を舞台に民族独立を目指し恋愛と政治に生きた波乱の生涯を描く。

著者紹介

李 昂 (リー アン)  
1952年、台湾の鹿港に生まれる。中学時代から小説を書きはじめ、1968年に作家としてデビュー。現代女性の内面や性、そして社会の伝統との葛藤をテーマに創作を続け、1983年に発表した『夫殺し』が大きな反響を呼んだ、現代台湾を代表する女性作家
藤井 省三 (フジイ ショウゾウ)  
1952年、東京都生まれ。東京大学大学院博士課程修了。現在、東京大学文学部教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)