生物学的、人類学的、文明史的な大きな枠組みのなか、有機的世界の認識に基づいた、芸術の生命や芸術の進化の探究を通してうちたてるべき、人類の現在と人間社会の未来とに向けられた、希望の予兆。

同時代の美術への序文（一九二三年）
ロマン主義と唯物主義
現代の創世
あとがき（一九三五年）
補遺

詩情豊かに美術の歴史を描き、比類なく美しい文学作品と評される不朽の名著。近代美術を彩る巨人達の営みをダイナミックに描き出す。