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「帝国」と美術 一九三〇年代日本の対外美術戦略

出版社名 国書刊行会
出版年月 2010年11月
ISBNコード 978-4-336-05119-6
4-336-05119-4
税込価格 13,200円
頁数・縦 1026P 22cm

商品内容

要旨

日本美術はいかにして海外を欲望したか。戦前期「帝国」日本は対外戦略上どのように美術を利用し、また美術はいかにして利用されたのか。その事実を多方面から実証的に分析し、資料をも充実させた画期的論集。

目次

序 インターナショナルとナショナルの場―一九三〇年代日本美術の海外進出
日本のプロレタリア美術運動とその周辺におけるインターナショナリズム―国際交流展を中心に
羅馬開催日本美術展について
一九三九年の「伯林日本古美術展覧会」と新聞・雑誌批評
オリンピック(芸術競技)と日本の美術界―ロサンゼルス、ベルリン、東京
国際文化事業から対外文化工作へ―一九四一年の国際文化振興会主催「仏印巡回現代日本画展覧会」
朝鮮美術展覧会と朝鮮における「美術」受容
南国美術の殿堂建造―台湾展物語
写真壁画の時代―パリ万国博とニューヨーク万国博国際館日本部を中心に
“満洲美術”年表(付論“満洲美術”について)
国際文化振興会芸術事業一覧(一九三四〜一九四五)

出版社
商品紹介

戦前期において帝国日本が対外戦略上いかに美術を利用し、また美術はいかに利用されたかを実証的に分析し明らかにする画期的な論集。

著者紹介

五十殿 利治 (オムカ トシハル)  
1951年生まれ。早稲田大学文学研究科芸術学博士後期課程中退。現在、筑波大学大学院人間総合科学研究科教授、同人間総合科学研究科長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)