ロンドンからアイルランドの田舎の湖のほとりに越してきた一組の夫婦。近隣の住民との遠慮のない濃密な付き合い、労働と収穫の喜び、日常に影を落とすアイルランドの歴史、生命の誕生、死、そして復活への祈り―ゆるやかに流れる日々の営みを滋味あふれる筆致で描いた、マクガハン文学の到達点。

アイルランドの湖畔に住む夫婦の日常を描き、『ザ・ガーディアン』誌で過去２５年の最良のイギリス小説にも選ばれた名作。