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停滞の帝国 近代西洋における中国像の変遷

出版社名 国書刊行会
出版年月 2011年10月
ISBNコード 978-4-336-05440-1
4-336-05440-1
税込価格 7,480円
頁数・縦 730,26P 22cm

商品内容

要旨

近代西洋において、中国はいかに記述されてきたか―マカートニー使節団、イエズス会、ライプニッツ、ヴォルテール、モンテスキュー、リンネ、アダム・スミス、ヘーゲル、ダーウィン、ニーチェ、ヴェーバー、ウィットフォーゲル…。文化史、思想史、自然科学史を横断し、近代西洋における中国像の変容の意味を探るとともに、近代西洋に特有の思考構造を明らかにする。オリエンタリズム研究の新たな可能性を示す大著。

目次

マカートニー使節団
第1部 中国の登場―一八世紀初頭まで(中国の登場
世界観への組み込み)
第2部 神話の形成―一八世紀(中国の流行
世界の中の中国
博物学から人類学へ
ヨーロッパの変容)
第3部 停滞の神話―一九世紀前半(一九世紀中葉までの中国観察
思想の中の中国
人種論と中国人)
第4部 神話の変容―一九世紀後半(中国の混迷
不変性から後進性へ
変化の胎動
トポスとしての中国)
西洋の黄昏、中国の黎明

出版社
商品紹介

近代西洋における中国像の変遷を辿るとともに、近代西洋特有の世界観を露わにする。オリエンタリズム研究の新たな可能性を示す大著。

著者紹介

大野 英二郎 (オオノ エイジロウ)  
1953年東京生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。パリ第8大学博士課程修了。第3課程博士。現在、フェリス女学院大学国際交流学部教授。専攻は近代フランス文学・思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)